那覇 | 手作業とこだわりで生まれる「本物の糀」。食の未来を支える沖縄の挑戦

那覇 | 手作業とこだわりで生まれる「本物の糀」。食の未来を支える沖縄の挑戦

「糀(こうじ)」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?

甘酒や味噌、醤油など、日本の伝統的な発酵食品に欠かせない存在でありながら、日常的に意識する機会は少ないかもしれません。

しかし、実はこの小さな菌が、私たちの健康や食文化を支えています。

今回は沖縄で糀を手作業で作り続ける仲宗根糀家さんにお邪魔してお話を伺いました!

仲宗根糀家が守り続ける、手作りの糀の世界とは

沖縄で糀を広める——仲宗根糀家の想い

沖縄で黄糀を手作りするパイオニアとして知られる仲宗根糀家。その歩みの原点には、代表・仲宗根悦子さんの強い想いがありました。

自身の体調不良をきっかけに食生活を見直す中で糀と出会い、その健康効果の素晴らしさを実感。そして、「沖縄で本物の糀を作り、広めたい」という決意のもと、60歳でゼロから製造をスタートさせたそうです。

手間ひまを惜しまず、一つひとつ丁寧に育てられる仲宗根糀家の黄糀。その伝統製法とこだわりは、今も沖縄の食文化を支え続けています。

 

現在も「生」にこだわり、酵素の力を最大限に活かした糀を提供されています。学校給食への導入や一般向けの糀講座を通じ、発酵食品の魅力を伝えています。沖縄産のもずくやシークワーサーなど地元の素材を活かした商品も展開し、地域の発酵文化を未来へ継承など、「健康は食卓から」という想いのもと、沖縄から糀の美味しさと健康を届けている素敵な会社です。

私自身、子育てを通して食について考えることが多くなり、様々な食の学びの中で糀に興味を持ちました。糀で作った甘糀は、飲むだけではなく、マフィンやティラミスなどお菓子作りにも活用できて重宝しています。特に仲宗根糀家さんの糀は、地元のスーパーで「手軽」に、そして「生の糀」が手に入るので、何年も前から愛用させていただいています✨

そんな仲宗根糀家さんの取材、させていただけるなんて光栄です✨それでは、スタートです!!

糀好きな3人で取材させていただきました🎵

 

200kgの米を手作業で!3日かけてじっくり

仲宗根糀家さんは、糀作りにおいて徹底したこだわりを持っていて、本当に驚きでした!

▼ご自身も体調が変わったという仲宗根糀家の山川さん

まず、1日目、糀の原料となるお米に麹菌を振りかけることから始まり、2日目には200kgもの量の米麹をすべて手作業で混ぜ合わせるという驚くべき作業が!

混ぜる作業が終わった後も更に1日をかけてじっくりと発酵させていきます。この間、一日中温度と湿度を管理しながら、糀の状態を見極めていきます。こうしてできあがる糀は、甘酒や味噌作りに使われます。

▼手間暇かけて作られた甘酒を試飲させていただきました✨

仲宗根糀家の甘酒は、ママ友の間で飲みやすいと評判なんですが、「ゆっくり発酵させることで甘さが増し、飲みやすい甘酒になる」とのこと。この製法は、他では真似できないほどのこだわりのなせる技なんだとか!なるほど、このこだわりが飲む人々を虜にしていくんだなと納得です✨近年、甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、健康志向の高いママたちの間でも人気が高まっています。

私自身も、飲む点滴にあやかろうと甘酒を愛飲している一人です。育児や家事、仕事で疲れた日に、甘さを得てストレス発散できるし、さらに栄養も摂れるって最高すぎませんか✨私はそのまま飲むだけではなく、オートミールに混ぜてみたり、お菓子作りに入れた理、塩麹や中華糀にして料理に入れて楽しんでいます🎵

 

▼見学させていただいた冷凍庫には出来立ての生糀がたっくさん!

子どもから大人まで「本物の味」を知る機会を

仲宗根糀家さんが最も大切にしているのが、「食育」だそうです。

現代の食生活は、忙しさのあまり手軽な加工食品や化学調味料に頼りがちです。しかし、それが習慣になると、本来の食材が持つ旨みや栄養を十分に摂取できなくなるだけでなく、腸内環境の乱れや健康トラブルの原因にもなりかねません。

そこで、仲宗根糀家さんでは、子どもたちだけでなく、大人も含めた幅広い世代に向けて、食の大切さを伝える活動を続けています。

食事の内容についてお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。ここでは、仲宗根糀家さんの食育の取り組みについてお届けします✨

① 保育園や学校給食での食育活動

まず、保育園では無料の食育講座を開催し、職員の方々向けや、親御様向けのお話をされているそうです。
糀とは?腸活ってどうやるの?酵素って何?
子供たちにとって糀が何でいいの?
そんな疑問に講座を通してお応えされています。

また、小学校では子供たち向けの食育授業も展開されています。
那覇市の安謝小学校では、小学校6年生に向けた、和食をテーマにした講座を開催されたそうです。

一部の小学校・中学校には学校給食を通して糀を提供されており、現在は、南城市の給食センター、那覇市の安謝小学校、松川小学校などに提供されています。
学校給食に関わる教育現場の皆様に向けた、糀や和食の魅力発信も地道に行われているそうです。

実際に糀を導入されている学校の生徒やその親御様からは、「仲宗根糀家の糀が使われていて安心だ」、「とっても美味しかった」という喜びの声も寄せられていて、その声が何よりの励みになると仰っていました。

 

② 糀がもたらす健康な未来——家族全員の食事改善

糀を日常的に取り入れることで、家族全員の健康が大きく変わります。

例えば、糀を使った料理を習慣化すると、自然と腸内環境が整い、免疫力が向上するそうです。糀には消化を助ける酵素が含まれており、胃腸への負担を減らしながら栄養をしっかり吸収できるようになるのです。

特に、子どもの成長に必要な栄養素をしっかり摂ることができるのは、大きなメリットです。糀にはビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれており、脳の発達や集中力の向上にも役立ちます。「最近、子どもが元気になった」「風邪をひきにくくなった」という声が寄せられることも多いそうです。

また、ママにとっても糀の力は絶大です。糀を使うことで、腸内環境が整い、便秘解消や美肌効果が期待できます。日々忙しいママたちにとって、「食べるだけで体が整う」糀は、まさに頼れる味方と言えるのではないでしょうか。

 

▼最新の糀飲料を試飲させていただきました♡

③ 一般ユーザー向けの糀講座で、発酵食品をもっと身近に

「糀に興味はあるけれど、どう使えばいいのかわからない」という声は少なくありません。

そこで、仲宗根糀家さんでは、一般の方向けに「糀の使い方講座」を定期的に開催しています。

毎回10名ほどの受講生さんが来られ、糀に興味を持つたくさんの方に広めています。

この講座では、糀の基本的な知識はもちろん、家庭で簡単に取り入れられるレシピや、糀を使った発酵調味料の作り方などを実践的に学ぶことができます。

特に、塩糀や醤油糀の作り方を学ぶと、普段の料理の味付けが格段にレベルアップ! 糀の持つ自然な甘みや旨みを活かすことで、化学調味料を使わなくてもおいしい料理が作れるようになるのでおすすめです!

 

糀がつなぐ、健康と未来

手間暇かけて作られた糀は、ただの発酵食品ではなく、「人の体と心を整える食の原点」です。

 

糀を食事に取り入れることで、子どもたちの成長をサポートし、ママたちの健康も守ることができます。そして、家庭での食事が変われば、未来の食文化そのものも変わっていくかもしれません。

食育活動の展開、一般ユーザーさんへの講座開催、新しい企画への挑戦——仲宗根糀家さんの挑戦は、沖縄だけでなく、日本全体の「食の未来」にとって大きな意味を持つものだと感じました。

機械化が進む現代において、手作業での糀づくりは決して効率の良い仕事ではありません。

それでも仲宗根糀家では、「本物の糀の味」を次の世代へ伝えるために、日々手間を惜しまず糀を育てています。

「糀は日本の食文化の要。これからも一人でも多くの人に、その魅力を届けていきたいです。」

沖縄の自然に寄り添いながら受け継がれる、糀づくりの伝統。

その奥深い世界を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

INFORMATION

店名:

株式会社仲宗根糀家

住所:

〒902-0075 沖縄県那覇市国場397番地1

電話番号:

098-833-0710

営業時間:

月~金 9:00~18:00 / 土 9:00~17:00 / 祝・祭 9:00~15:00

定休日:

日曜日

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
佐久川安加利

佐久川安加利

おうち起業コンサル、米粉教室主催

育休中に起業して会社員時代の給料を超え 脱サラ!ママの"やりたい"をSNSを活用して叶える専門家。 沖縄生まれ沖縄育ち37歳、3姉妹のママ。元作業療法士。 おいしいものとカメラ好き。 カフェ、ホテルランチやアフタヌーンティー、起業ママが仕事をしやすい ワーキングスペースなどの情報をお届けしたい!