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うちなースタイル | 県外から沖縄へ嫁いだママのリアル
うちなースタイル
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うちなースタイル | 県外から沖縄へ嫁いだママのリアル
沖縄ならではの暮らし、文化、食、行事——「うちなースタイル」は、そんな沖縄の日常を楽しく深掘りする連載です。
ママモネ編集部は、沖縄出身の“うちなーママ”と県外出身の“県外ママ”がバランスよく混ざったチーム。だからこそ、沖縄の「当たり前」と「びっくり!」の両方の視点で、リアルな沖縄ライフをお届けします。
編集部メンバーの実体験をもとに、子育てママの“あるある”や、ちょっと不思議な沖縄文化をわかりやすくご紹介。沖縄で暮らすママはもちろん、沖縄が好きな方にも楽しんでもらえると嬉しいです。
今回は、沖縄で10年以上生活し、多くの県外出身のママと交流してきたママライターの私が、沖縄に嫁いだ30代~40代の小学生を持つママたちのリアルな声をご紹介します。
目次
沖縄ライフ、想像と現実のギャップ!県外出身ママの奮闘
沖縄に嫁いだ理由と移住後のギャップ
沖縄の美しい海、ゆったりとした時間の流れ、そして温かい人々――。そんな沖縄に憧れて県外から嫁いだ女性も多いのではないでしょうか。しかし、実際に生活を始めてみると、文化の違いや子育て環境の違いに戸惑うことも少なくありません。
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YU3
沖縄に嫁ぐ理由は人それぞれですが、県外から移住や引っ越してくる方は、主に以下のような理由が挙げられます。
・夫の仕事:転勤やUターン就職
・沖縄の自然に魅了された:リゾート地としての魅力
・のんびりした生活を求めて:都会の忙しさからの解放
私の場合、東京の大学で沖縄出身の夫と出会い、そのまま関東で社会人経験を経て、夫の「Uターンしたい!」という強い希望のもと沖縄へ移住しました。
移住後の生活はすべてゼロからのスタート。仕事も人間関係もまったく新しい環境の中、妊娠・出産・子育てを経験しました。しかし、いたるところに転がる地域のギャップ。もちろん優しい職場の方や、親戚たちから沖縄の常識をたくさん教えてもらいました。また、同じように県外出身のママ友と話す機会も増え、多くのギャップを共有してきました。
沖縄移住でよく聞くギャップ
「時間の流れがゆっくり」:プライベートでは時間にルーズなこともありますが、仕事はきっちり時間通り。プライベートでは夜の飲み会について、ゆっくりのイメージが…
「文化の違い」:ずばり沖縄料理!県外とはちがう食材や調理法にびっくり。そして、家族行事の参加人数が想像以上に多い!
「運転が必須」:公共交通機関が少なく、バスも時間通りに来ないので移動は車が基本。沖縄ではあまり徒歩で移動する人はいないイメージです。
「方言やアクセントの違い」:敬語を話すと「県外の人」とすぐバレてしまう。でも地元に帰ると沖縄なまりになっていると指摘される。
ナイチャーママのみなさん、上の項目で共感pointありましたか?これらのギャップに最初は戸惑いましたが、徐々に慣れ、沖縄ならではの良さを感じるようになりました。
沖縄ならではの子育て環境とは?
沖縄の子育ては「ゆいまーる(助け合い)」の精神が根付いており、地域ぐるみで子どもを見守る風土があります。
沖縄ならではのエピソード
沖縄で赤ちゃんを連れてスーパーに行くと、ほぼ80%の確率で知らないおじい・おばあに声をかけられます。
「可愛いさー!」「お母さん頑張ってるね~」と声をかけてくれるのです。最初は「え?誰?」と戸惑いましたが、今では自然と笑顔で「ありがとうございます~」と返せるようになりました。
しかし、県外の地元に帰ると驚くことも。誰も声をかけてくることがなく、それがかつては普通だったことを思い出しました。沖縄では他人の子どもでも気軽に声をかける文化があり、県外との違いに「逆カルチャーショック」を受けました。
この「ちょっとおせっかい」な温かさが、地元を離れた私にとってとても支えになりました。
沖縄でのママの仕事、保育園、学童利用について
沖縄での生活を考える際に気になるのが、仕事と子育ての両立です。
沖縄の保育園利用率は全国トップクラスで、人口10万人当たりの保育園登録件数は全国1位。待機児童も年々減少しています。また、小学校低学年の学童利用率も高く、クラスの半数以上が学童を利用しているイメージです。
県外と異なるのは、沖縄の学童は「民間運営」が主流であること。本土では公営学童が多いですが、沖縄では民間主導の学童が多く、アットホームな雰囲気の学童が一般的です。
また、沖縄では「子どもを保育園に預けること」に対する偏見がほとんどありません。むしろ「働かないの?」と聞かれることも。沖縄の女性は働くことが当たり前という風潮があり、働く・働かないの選択肢が尊重される環境が整っています。
沖縄移住を成功させるための心構え
沖縄での生活を楽しむためには、現地の文化を尊重し、柔軟な心を持つことが大切です。
特に、移住後1~3年はギャップに戸惑うことが多いですが、多くのナイチャーママが「4年目以降から楽になった」と口をそろえて言います。
成功のための心構え
・「郷に入れば郷に従え」の気持ちを大切に
・焦らずゆっくり沖縄のリズムに慣れる
・地元の人々と積極的にコミュニケーションを取る
・沖縄特有の「てーげー(適当)」精神を理解する
他にも物事をあまり深刻に捉えず、沖縄の「なんくるないさー(なんとかなる)」精神を楽しむのもポイントです。
まとめ
沖縄に嫁ぎ、子育てをしている県外ママたちは、最初こそ本土との違いに戸惑いますが、次第に沖縄の温かさに触れ、楽しい毎日を送っています。地域のつながりを大切にし、沖縄の文化を受け入れることで、より豊かな生活が築けるはずです。
ママモネの記事には、沖縄での子育てのヒントがいっぱい!
ぜひ、たくさんの記事を読んでみてくださいね。